「現金恐怖症」でクリスマスに思う、習慣の変化

クリスマス、年末年始、どんなプランを立てていらっしゃいますか?

コロナ禍で、クリスマスの習慣が変わってしまったなあと感じる今日この頃です。

オーストラリアでは、「クリスマス」というと、家族や親しい友人が集まって一緒に食事をしたりしますが、コロナ禍以前は、家族や友達との挨拶には、必ずハグとキスをする習慣がありました。このヨーロッパ系の習慣、何百年(何千年?)続いてきた習慣なのか知りませんが、コロナ禍でわずか1-2年の間に、ハグもキスも、相手の許可をもらわないとできないような雰囲気になってしまいました。

その代わりに、国民の多くが、常時マスクを持ち歩き、ソーシャルディスタンスする習慣を身につけました。

2年前、コロナが流行り始めた頃には、マスクをしていると、周りの人から変な目で見られていたのに、今では、マスクをしていないと変な目で見られる・・・

まさかこんなに簡単に人々の習慣が変わってしまうとは!

「現金を触るとコロナに感染する可能性がある」と騒がれたので、現金の使用を避ける人たちも増えました。「現金=汚い=コロナ感染=死の恐怖」で、“現金恐怖症”になってしまった人に先日出会ったのですが、怖くて現金を触れないそうです。その人は、マスクとソーシャルディスタンスで、人との距離を保つことにも神経を使っていました。

コロナ禍で、本当にいろんなことが変わってしまいましたが、変わったのは人間と人間社会で、自然は自然のままです。テレビやスマホを消して、外に出て空を見上げると、いつもの空。

心が揺れたり、不安になったり、何が正しいのかわからなくなってしまったときには、家の外に出て深呼吸しましょう。日本はこれから日々寒さが厳しくなると思いますが、公園を散歩したり、河原や海辺で水の音を聴いたり、温泉でのんびりしたりして、心を癒しましょう。

そして、心のつながっている家族や友達との絆をさらに深めてください。