前回、『習慣力で今日から変わる！』の最後に私がお勧めしたSKI習慣の「スマイル」の効能についてお話しました。

今回は、SKIのK、「感謝」についてお話しますね。
「感謝の効果・効能」は、数々の学術的な研究によって明らかにされ、鬱病の治療などにも使われています。

誰かに親切にしてもらった時などに「感謝」をするのは普通のことなのですが、マインドフルネス的な「感謝」は、普段特に意識したり感謝したりすることなく過ごしている周りの物や人への感謝です。私のYoutube動画「ハートマインドフルネス呼吸法」で、感謝瞑想も体験できるので、ぜひお試しください。

感謝の効能には、
・より幸福を感じ精神が安定する（脳内神経伝達物質セロトニンとドーパミンの分泌促進）
・痛みの緩和　（ドーパミンの分泌で脳内モルヒネが増え、痛みの感覚が減少）
・睡眠の質の向上（視床下部を適度に刺激して、自律神経を調整）
・ストレス軽減　（ストレスホルモン・コルチゾールの減少）
・鬱や不安などの減少（コルチゾールの減少、自律神経のバランス、）
・免疫力向上（コルチゾールの減少）
・やる気向上（ドーパミンの分泌促進）
などがありますが、すべてをまとめて言うと、「脳内神経伝達物質やホルモンのバランス、自律神経の働きなどを調整して、心身のバランスを整え、幸福感や生きる気力が増す働きがある」と言えます。

「笑顔」の習慣もそうですが、「感謝」も、自然にできるようになると、自分自身の幸福感が増すだけでなく、周りの人にも良い影響を与え、人間関係も向上し、良い幸福の循環ができるので、SKI習慣としてお勧めしたように、少なくとも一日一回、夜寝る前に行ってみてくださいね。

New You通信をお読みいただいて、ありがとうございます。
心よりの感謝を込めて。