どういうときに、どう感じて、どう考えて、どう行動するか

ついに還暦を迎え・・・自分の人生を振り返って、いろいろと考えることが多い今日この頃です。

「人間は習慣の生き物だ」と言われますが、60年生きてきて、「本当にそうだ」としみじみ感じます。

結局は、「どういうときに、どう感じて、どう考えて、どう行動するか」ということの積み重ねが、今の自分を創ってきたと思うんです。

「引き寄せの法則」が世界中で流行したことからも明らかなように、「働かなくてもお金持ちになれる。努力しなくても将来成功している自分をありありとイメージするだけで成功できる」というような考え方が人気ですが、一見努力していないように見えたとしても、本物の成功者は、必ず陰で努力をしているものです。

世の中には、大富豪の家に生まれて一生豊かに暮らす人たちも確かにいますが、その人たちを成功者と言えるかどうかは、本人が幸せに感じているかどうか、周りの人たちから愛される人であるかどうかによって決まるように思います。

人生を終えてこの世を旅立つときに、家族や周りの人たちから、「ああ・・・あの人がいなくなってよかった」と思われるか、「もっと長く生きてほしかった。今まであの人がいてくれてよかった」と思われるか。

たとえ経済的に豊かではなかったとしても、周りの人たちから感謝される人生を送れたら、人生に成功したと言えるのではないかと思います。

子供の頃、祖父母や両親から、「人に迷惑をかけない大人になりなさい。人のお役に立つ大人になりなさい。ご先祖や周りの人に感謝しなさい」と言われて育ちましたが、「自己中な人間になってはいけない」というこの教えは、幸せな人生を生きるためのとても大切な教えだったと、今は亡き祖父母や両親に感謝しています。