どんな思考の癖がありますか?

明日のオンライン・グループセッションで、思考の癖についてお話しようと思っているので、その準備として、思考の癖について、少しお話したいと思います。

思考の癖とは、何かネガティブなことが起きたときに、それが引き金になって自動的に浮かぶ思い、ネガティブな自動思考のことです。

たとえば、何かがうまくいかなかった時に、「ああ、なんて私は運が悪いんだろう」と思ったり、仕事でミスをして上司に叱られた時に、「なんで私ばっかり叱られるの?」と思ったり、同僚が褒められているのを見て「あの人はゴマすりが上手なだけよ」と思ったり、自分自身が惨めに感じるたびに「親のせいだ。親がもっとマシな親だったらもっと幸せになれたはずなのに」と思ったり・・・・

人によって、どういう自動思考が出るかには違いがありますが、こういう時にこういう思いが出る、というパターンがだいたい決まっているんです。

なかなか前に進めないとき、足を引っ張っているのは、この思考の癖であることが多いです。

たとえば、「新しく・・・を勉強したい」と思った時に、真っ先に思い浮かぶのはどんな思いですか?

「習慣を変えたい、変わりたい」って思ったときに浮かぶ思いは何ですか?

今週末、「自分にはどんなネガティブな思考の癖があるんだろう?」と意識してみてください。まずは自分の癖に気づくことが大切です。どんな癖があるかがわかれば、それをどう変えればいいかがわかります。