祈りのパワーって何?

祈りのパワーをご存知ですか?
今回は、SKI習慣の最後のI、「祈り」についてお話します。

「祈り」と言うと、宗教っぽく感じるかもしれませんが、「祈り」は、人間が太古の昔から本能的に行ってきた行動でもあります。

近年、「祈り」という非物質的な想念が私たちにどのような物質的な影響を及ぼすかという科学的研究も行われ、複数の人が同じ意図で祈ることによって、病気の快復を早めたり、バイオレンスや犯罪を減少させたりするできることがわかってきました。

そして、驚いたことに、祈りの実験に携わり、他人の幸せのために祈った人たちの人生にポジティブな変化が起きたのだそうです。実験を行ったリン・マックタガート氏は、この現象を、Mirror Effect(鏡効果)と呼んでいます。自分の発したポジティブな思いが、鏡に反射されるかのように自分に戻ってくる、という意味です。

自分の幸福を実現するために他人の幸福を祈る・・・というのは、その祈りが純粋でないので、その効果についてはわかりませんが、自分への見返りを考えずに他人の幸せを心から祈る純粋な愛の思いは、必ず予期せぬところから自分に戻ってくるようです。

私たちの心は、ラジオ放送局のようなもので、思い(電波)を常時発信しつづけています。そして、必ず誰かに何らかの影響を与えています。スピリチュアルな世界の話と思われるかもしれませんが、私たちが学校で教わらなかっただけで、本当は、100年ほど前から、量子物理学の世界で思い(意識)と物質の関係などについての研究が進んできました。

(次号に続く)